FX-投資・運用の考え
FX-スワップ派の投資手法(3)
2008年08月21日
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FX-スワップ派の投資手法(1)とFX-スワップ派の投資手法(2)をまとめてみたいと思います。
(1)は定期的に同数量を買っていく方法です。買い付けのタイミングを一定間隔空けることでその間にスワップ益が貯まっていき買い建値を下げる効果があります。貯まったスワップ益で新たに買い増していけば複利効果も得られます。
買い付け数量と間隔を自己資金の都合に合わせて決めることができるので少額からスタートする場合に適していると思います。マーケットタイミングは考慮しないことになりますが、長期間運用を続けることでその期間の平均値あたりに建値が収斂してくはずです。
FXで外貨を買う場合、数量指定(1千、1万単位)しかできませんので、外貨MMFのようなドルコスト平均法(円貨での買い付け)のような効果は得られませんが、それを補って余りあるだけのスワップポイントがありますから時間の分散はFXでも十分に有効と考えます。
(2)は単純な分割均等買い下がり方法です。こちらも買い付け数量と刻み値を調整してやることで、少額からの投資は可能ですが、全体としてある程度の数量を購入できるだけの資金があった方がより効果的です。
最初に投資計画を立ててしまえば、あとは指値注文を入れて約定を待つだけなので手間がかかりません。約定通知を携帯メールに設定しておけばアラート代わりになりますので極端な話、日々の為替レートのチェックも特に必要はないということです。
買い始めのレートが高いと感じるならば最初は刻み値を大きくとって(例えば2~3円)、徐々に小さくしていく(例えば1~0.5円)方法、また潤沢な資金があるならば均等ではなく漸増や倍々のように下がるに従って買い付け数量を増やしていく方法なども応用として考えられます。
私は現在、同じ刻み値(20銭)で同数量(1,000通貨)ずつ買い下がっていますが、全体資金の1/3を待機させて予定買い下がり幅を超えての下落時に備えています。FX初心者の方は買い下がりの値幅と刻み値を大きくして、待機資金を多めに残しておく方が良いかもしれませんね。
私は(1)と(2)の方法を並行して実践しています。
(1)の定期買い付け方法は時間を確実に分散させることでリスクを下げているのですが、買い付け日以外に起こる急落場面等に対応できないという欠点があります(特に少額資金からのスタートで買い付け間隔が長くなってしまう方の場合)。
(2)の買い下がり方法は予め指値注文していますので急落(下落)時にはきっちり拾うことができるのですがレンジ相場で一定範囲を行ったり来たりしている場合や、上げ相場のときなどはなかなか注文が約定せず数量を増やすことができないという欠点があります。
(1)と(2)を併用してやることでお互いの欠点を補ってくれるのではないかと考え実践しています。それぞれのFX口座で取引を行なった時は、これまでの説明で分かり難い部分の補足も含めて随時報告していきたいと思っています。
2008年08月21日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:FX-スワップ派の投資手法
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